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育休に条件はある?転職直後に取得はできるの?
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2023.10.17
育休に条件はある?転職直後に取得はできるの?
最近は以前よりも育休が取りやすい職場環境を
整えている企業が増えています。
2022年10月に法改正が行われ、
「出生時育児休業」が新設されたため、
男性も育休を取ることが当たり前の社会へ向かっています!
今回は、育休の制度について改めて整理しながら、
転職直後の育休取得が可能か?
という点もご説明していきます🌸
そもそも「育休」って?産休との違いは?
「育休」について
育休とは、1年間の育児休業のことを指します。(条件を満たすと最長で2年)
1歳未満の子どもを育てる従業員が、
会社に申し出ることで取得できる休業で、
「育児介護休業法」という法律で定められています。
「産休」について
産休とは、
産前休業:出産予定日の6週間前(双子以上の場合は14週間前)と、
産後休業:出産の翌日から8週間)の期間のこと。
産休に関しては、
「労働基準法」という法律で定められおり、
雇用形態に関係なく、どの方も取得が可能です。
産前休業の取得には事前の申請が必要ですが、
産後休業に関してはその期間に働くことが禁止されています。
(産後6週間経過後に、医師が認めた際は就業することも可能)
以前と何が変わったの?
以前までは育休の分割取得と再取得は原則できませんでしたが、
2022年10月からは、
取得時に申請すれば2回に分割して取得することができ、
特別な事情があれば再取得もできるようになりました。
また、「出生時育児休業」(産後パパ育休)も新設され、
育休とは別に、
産後8週間以内に最長で4週間の休業が取得可能となりました。
育休に取得の条件はある?
「育休」を取得できるのは、
原則として1歳に満たない子を育てる労働者
と定められています。
ただ、いくつか注意点があるので
チェックしていきましょう💡
———————————–
※子どもが1歳6カ月に達する日までに、労働契約の期間満了が明らかでないこと
※日々雇い入れられる者は除かれます
※労使協定で定められた一定の労働者も育児休業をすることはできません。
———————————–
一般的に上記の条件を満たし、
育休の1か月前までに申請をすれば、
正社員だけではなく、契約社員やパートの方も
育休が取得できます!
転職直後に育休は取得できる?
育休取得の条件は上記の通りですが、
転職して間もない方は注意が必要です。
なぜなら、
「使協定で定められた一定の労働者も育児休業をすることはできません」
という条件があるからです。
一般的に企業は、
就職して1年未満の者などについて、
「育休の対象外とする」という
労使協定を締結することが多いです。
つまり、転職してから1年未満に
妊娠が発覚した場合は、
産休は取得できますが、
育休は取得できない可能性があります。
ただし、企業によっては転職直後でも
育休を認めることがあるので、
事前の確認が必要です!
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近年、男性の育休取得率は増加傾向にありますが、
未だ20%にも満たない数値となっております。
今後、社会全体として
「産休・育休」が取りやすい環境に
なっていくと考えられますが、
制度や条件については
自分で理解をしておくことが非常に重要です✊