インセンティブ制度って？気になるポイントを解説！

営業職や、販売職、コールセンターなどの
職種でよく設定されている『インセンティブ制度』。

よく聞く言葉ですが、
・どんな制度なのか？
・ボーナスと何が違うの？
と疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか？

そんな方のために『インセンティブ制度』について
簡単に解説していきます💡

インセンティブ制度とは？

『インセンティブ』とは、
企業が社員の実績に応じて報酬を与える制度のこと。

年功序列の企業では、
成果を上げてもすぐに評価に結びつかないことがあり、
社員の不満がたまりがちです。
しかし、インセンティブ制度がある企業では、
目標と評価基準が明確であることから、
不公平感を軽減できると考えられます！

≪歩合給とは何が違う？≫
混同しやすいですが、
インセンティブは、成果に合わせて一律の金額で支給される金銭やモノを指すため、
「ノルマ（目標）を達成したら売り上げの○％に相当する金額を支給」
というような内容であればインセンティブ、
「契約○件ごとに一律○円を支給」という内容であれば歩合制を指します。

ボーナスとの違いは？

インセンティブとボーナスは、
以下のような違いがあります！

≪ボーナス≫
企業の業績によって金額が変わり、
全額現金で支給されるのが特徴です。

≪インセンティブ≫
社員個人の成績によって変化し、
支給が現金に限りません。
インセンティブは、
社員個人がどれほど企業に貢献したかを
評価する制度だと言えるでしょう！

インセンティブ制度を導入する企業が増えているのはなぜ？

実は近年、インセンティブ制度を導入する企業が徐々に増えています！
なぜ今注目をされているのでしょうか？
以下のような理由が考えられています。

①終身雇用の考えが薄れてきたから
今は「同じ企業で定年までずっと働く」
という考えの方が少なくなっています。
そんな中、企業としては社員のモチベーション管理が重要となっているのです。
インセンティブ制度によって、
社員に正当な評価を示す企業が増えて生きているのです。

②年功序列が薄れてきたから
意欲が高く優秀な人材を確保するためには、
年齢に関係なく、実力を評価する仕組みが大切です。
インセンティブ制度によって、
若いうちから高い評価を受けたいと考える方が多くなっているようです。

このように、
会社経営を長期的・安定的に運営するために、
インセンティブ制度の導入が注目されているのです💡

インセンティブの５つの種類

『インセンティブ制度』と聞くと、
金銭的な報酬を連想しがちですが、
実際には金銭やモノ以外のインセンティブもあり、
企業ではさまざまなインセンティブが導入されています！

以下では、主なインセンティブの種類をご紹介していきます！

①物質的インセンティブ（金銭・モノ）
物質的インセンティブとは、金銭または金銭の代替品による報酬のこと。
一般的に、インセンティブと言えばこちらを指します。
金銭以外の支給品としては、
各種商品やサービスと交換できる独自の社内ポイント（社内通貨）もあります。

②評価的インセンティブ（評価・表彰）
表彰や昇進などで評価する制度が「評価的インセンティブ」。
社内表彰制度や昇進・昇格制度などが該当します。
「自分の頑張りが目に見える形で評価されている」
という従業員の安心感にも繋がり、離職率の低減も見込めると言われています。

③人的インセンティブ（上司・先輩・同僚）
人的インセンティブは、
優秀な同僚や尊敬する上司と働きたいなど、
一緒に働く人を重視して仕事を選ぶ人にとっては効果的なインセンティブと言えるでしょう。
「尊敬する上司のためにも成果を出したい」
「一緒に頑張ってくれている同僚のためにも結果を残したい」
と考える従業員が多ければ、
人的インセンティブの導入・整備を検討すると良くなると考えらます。

④理念的インセンティブ（企業理念・価値観）
企業の理念や価値観、存在意義などによって、
従業員のモチベーションアップ・持続を図るインセンティブ。
社会貢献や環境への配慮など、
企業がどのような理念をもって事業に取り組んでいるかを明らかにすることで、
「自分の仕事は誰かのためになっている」というモチベーションにつなげることができるでしょう。

⑤自己実現的インセンティブ
仕事を通して、従業員個人の目標や将来のビジョンを実現するインセンティブのこと。
やりがいのある仕事を与えたり、
従業員の希望するスキルが身につく仕事に挑戦させたりするなどして、
夢や目標の達成を応援する制度を設けます。

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インセンティブ制度がある企業では、
自分の頑張りを正当に評価してもらえるでしょう。

若いうちから実績を見てほしい方は、
インセンティブ制度がある企業に絞って探してみては？